●目次
第1回 どんな人間が事故を起こすのか(1)
第2回 どんな人間が事故を起こすのか(2)
第3回 事故を起こす原因は不注意か
第4回 「うっかりミス」や「思い違い」はなぜ生ずるか
第5回 「車に乗ると人が変わる」とよく言われるが、なぜだろうか
第6回 事故を起こすのは運が悪いからか
第7回 運転は協力的になるより競争的になりがち?
第8回 他者との感情的な交流のない運転は自己中心的になりがち
第9回 ブロークン・ウィンドウズ理論とはなにか--ハインリッヒの法則との関係
第10回 安全態度とは何か
第11回 目配り・気配り・思いやり
【コラム】 人の弱点とは
・第Ⅱ部 心理学に基づく指導の要点
第1回 危険感受性を高めよう
第2回 事故反復者は安全運転者に変わるか
第3回 無事故者とはどのような人か
第4回 「性格」をどのように見るか
第5回 カウンセリング的指導とはどのようなことか
第6回 車間距離より車間時間をとろう
第7回 管理者の二つの役割
第8回 褒めるとき、叱るとき
第9回 適性診断は何のために受けるのか
第10回 ドライバーシップとスポーツマンシップ
著者略歴
千葉工業大学名誉教授 主幹総合交通心理士
昭和33年 千葉大学文理学部(心理学専攻)卒
昭和35年 千葉大学大学院文学部研究科修士課程修了
昭和59年 千葉工業大学工学部(人文系)
平成17年 同大学 退官
著者のことば
~はじめに(一部抜粋)~
応用心理学を専攻した関係で自動車事故対策センター(現・自動車事故対策機構)の設立の際に、適性診断の内容や構成に委員として参加し、それ以来30年以上経ちました。
(中略)特別診断のとき、管理者にも来て頂き、受診者の会社内での様子や運転ぶり、会社内の教育指導の方法やドライバーに対する管理方針についてもお聞きします。
個人の心理的要因が原因で事故を繰り返す人もいますが、会社内の方針や管理者の指導の仕方が問題で事故を繰り返す人もいるからです。
この講座の第Ⅰ部には事故発生の人間の心理的特性を知ることが指導の基本にあること、第Ⅱ部には教育指導の基本的考え方を知り、「説得ではなく納得よる」安全運転を励行して頂きたいと思い、2部構成にしました。
個人の特性を知り、管理者の適切な指導とが相ともなって安全運転が遂行できるものと思います。
山下 昇
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交通心理学~歴史と成果~
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A4サイズの誌面にエッセイ風で記述していますので、交通心理学が分かりにくいという人にも、たいへん読みやすく、分かりやすい構成で編集しています。