作品概要
自宅に向かう道路を運転中のAさん。ついスマホのゲームアプリを起動し、何度も見ていた、その時・・・。
「ながらスマホ」、つまり携帯電話使用等に起因する交通事故は、いまだに数多く発生しています。死亡事故率の比較で見ると、携帯電話を使用していた場合は、使用無しの場合と比べて2倍以上高くなっています。
■Aさんの証言
「『通い慣れた道だし、・・・大丈夫だろう』-ほんの数秒間の自分本位で身勝手な行動が、一瞬にして人の命を奪ってしまいました。
■視点① 事故が発生する場所
直線道路で走行中のオートバイに気付かず追突した事故。また、横断歩道を渡っていた子供に気付かず衝突した事故。いずれも被害者は死亡しています。
これらもAさんの事故同様、「見通しがよい道路」で「ながらスマホ」をすることによって事故が起きたのです。
■視点② 「ながらスマホ」はなぜ危険なのか
愛知工科大学にの小塚一宏先生の指導のもと、「ながらスマホ」に関する実験を行いました。
【実験】
アイマークカメラを付けた2人のドライバーに自動車を運転してもらい、視線の動きを計測する。
通常の運転をしたドライバーと、「ながらスマホ」の運転をしたドライバーの視線の動きを比較すると、ある傾向の違いが見られました。その結果について検証し、「ながらスマホ」の危険性について解説します。
視点③ 人間の視野と脳の動き
【実験】
停止している車の運転席でメールを打ってもらった後、車の前を横切った人の数を答えてもらうと・・・。
被験者は正しく答えられたでしょうか?その結果と理由を、人間の視野の図を見ながら解説します。
【実験】
スマホで通話をしながら運転してもらい、アイマークカメラで視線の動きを確認。
通常の運転時と比較して、視線の動きはどうなったのでしょうか?専門家の解説をまじえて検証します。
■「ながらスマホ」に関する罰則
運転中に携帯電話などを使用した場合、つまり携帯電話の「保持」で、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金。携帯電話などの使用により、事故などの「交通の危険」を生じさせた場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金、という罰則となります。
■Aさんの後悔・私たちが心がけること
「ながらスマホ」で死亡事故を起こしてしまったAさんは、生涯拭えない罪を背負うことになってしまいました。
自分自身も含めて人を不幸にしないためにも、車の走行中はスマホを手にしないようにしましょう。
【心がけよう】
・「ながらスマホ」防止のために工夫(スマホをバッグに入れて手の届かないところに置くなど)をする
・「どうしても運転とは別のことをしなければならないときは、必ず安全な場所に停車してから行う」ということを習慣化する。
「ながらスマホ」の危険性について解説
運転中の「ながらスマホ」
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トラック版 ながら運転防止ポスター
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ながら運転 ながらスマホ
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こうして潰せ!ヒューマンエラー
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「ほんの少しなら大丈夫だろう」「まさか自分が事故を起こすなんて」という油断や気の緩みから、いまだにスマホ片手にハンドルを握るドライバーを見かけるのが現状です。「ながらスマホ」の運転者は、重大な事故を起こしてはじめて、自分の行為の危険性に気付くことになります。しかし、事故が起きてからでは手遅れです。被害者とその家族はもとより、加害者も人生を大きく狂わすことになります。
【2023年10月/株式会社映学社制作】